調査の流れと使用機器

01 | データ収集

建物測量は、お客様のご要望と建物の状況に応じて、1〜3人の計測チームで行います。

視覚的に確認できるもの、アクセス可能なもののみが測定されるため、データ化が必要なすべてのエリアへのアクセス確保が必須です。

建物内の壁、柱、階段などの一般的な構造を測定するためには、部屋等を特別に片付ける必要はなく、通常業務や日常生活に並行して行われます。

原則として、見える要素のみが測量およびキャプチャーされます。図面へのプロットが必要な特定の部品や技術機器(例:点検口、電源コンセント、換気システムなど)は、事前に露出させるなどの対応が必要となります。

02 | 静的スキャニング(TLS)

この方法では、スキャナーは三脚を使用して一部屋につき数回移動させながらスキャンします。スキャン位置の数と所要時間は要件に応じて異なります。

スキャンの所要時間はスキャン精度に連動し、スキャン位置ごとに1〜5分の範囲で変動します。一部屋あたりのスキャン時間は平均約10分程度です。スキャンは後に合成処理がなされ、建物全体が点群として表現されます。

02 | モバイルスキャンニング


モバイルスキャニングは柔軟性に長けた測量方法です。計測チームは建物内を約4km/hの一定の速度で移動しながらスキャンします。

建物の規模に応じて、単一のスキャンプロセスで十分な場合もありますが、より大規模の場合は複数回のスキャンが必要です。スキャン後に合成処理され、建物全体が点群として表現されます。

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