3D BIMモデル

BIMモデル(Building Information Modeling)は、対象とする構造物等の形状を3次元で表現した「3次元モデル」と、各部材に付与された「属性情報」や「参照資料」を組み合わせた情報モデルで、個々の部材の情報を簡単かつ迅速に取得できます。

BIMの詳細度に関しては、活用する目的や活用場面、段階により異なります。発注いただいた際は、BIMモデル活用目的やどの段階で活用するかなどを事前協議のうえ、詳細度を決定します。事前協議にはぜひ実際に活用される設計士、現場の方もご参加ください。

協議に当たっては、作り込みレベルに対する認識の違いや手戻り、混乱が生じないよう、BIMコーディネーターを介して、図面ソフトウェアの選択から詳細レベルの決定、付与しておくべき情報、データ共有方法に至るまで入念に調整させていただきます。

IFCのデータ規格を用いたデータ共有も可能ですが、残念ながら100%の成功保証があるわけではありません。そのため、お客様と弊社の建築測量・設計チームが同じCADソフトウェアを使用することが理想的です。弊社では、Revit、AutoCAD、ArchiCADなどの主要なBIMソフトウェアを使用しています。

BIMモデルの詳細レベルはLOD(開発レベル)で定義され、以下のカテゴリで構成されます:

  • LOA(精度レベル)-> 現実モデルとの比較における精度(点群データ)
  • LOG(ジオメトリのレベル)-> 個々の部品の詳細レベル
  • LOI(情報のレベル)-> 部品に含まれる情報を定義します。

各カテゴリは100から500まで5段階に区分され、それぞれ個別の詳細レベルが定義されます。